学会発表という観点では、言語が異なるだけで発表する際に気を付けるポイントは同じだと私は思います。ただし、聴講者に応じて発表の内容、専門用語の説明の有無、また聴講者の反応に応じた臨機黄変な発言の適応が重要だと思います。文化的な特徴はあまり考えずに海外の方への発表の場合はグローバルスタンダードで発表すればよいと思います。もちろん発表国の事情に合わせた発表内容を準備できれば良いですが、ネット情報などで誤った情報をもとにスライド準備してしまうと大変なので、情報源の信憑性を確認したほうが良いと思います。逆に「日本では・・・」といった発言が多いと、海外の方では不評のようです。

海外(アメリカ)に在住していたとき、とある企業のプレゼンが大学であったのですが、その方は「日本では・・・のため」を数回発現されました。その後、アメリカ人に発表について聞いてみたところ、不評でした。その理由は、「日本では・・」が多すぎて、「アメリカにとってはどうでも良い」というニュアンスのことを言っていました。

プレゼンで世界の人を引き付けるには、

1.発表にストーリ性がちゃんとある

2.発表のはじめに聴講者を引き付けるスライドを一枚準備する

3.言葉に強弱をつけ、聴講者の方をしっかりと見て喋る

4.できるならば少し笑いがあるスライドを1-2枚準備できるとなお良い

5.イメーズ図やグラフなどを多用し、文字は出来る限り少なくする

これが重要だと思います。これは日本での発表でも一緒ですね。学会でも顧客相手でも必要とされる発表スキルは一緒だと思います。

1 year ago

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Past comments by 竹井邦晴
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