どなたかの質問:https://mond.how/ja/topics/808my2fjfxzi8fl/qhvts69h40sqaj6

で「意識が収縮を起こす」の意味は、

測定器dを含む系の状態(例えばスピンの測定の場合で、対象系をsとする)

|↑_s>|↑_d> + |↓_s>|↓_d>

が、↑か↓かの1つになる(収縮する)ことでしょうか?

それなら、射影仮説は、小澤先生により導出された=量子力学の定理と言える

ので、測定器dには「ボルンの規則」と同様「射影仮説が常に適用される」

と考えれば、測定器の段階で収縮する のでは、ありませんか?

(もちろん、「測定器を含む状態」を記述するには、観測者(意識)が必要)

また、全体系の状態が↑か↓かの1つになるのを「意識が起こす」

ことが、意識の「系への何らかの作用」なら、

意識は「量子情報と時空の物理」のゼノン効果で言う「一方向性」になる

ように思われるので、「系へ何らかの作用」があるというのは

おかしいと思うのです。どう考えればいいでしょうか? 

逆に、「意識が物理的作用を起こさない」のなら、

状態が↑か↓かの1つになる時、「測定の反作用」が起きる

というのも、おかしいと思うのですが?

(状態がすでに↑か↓かの1つになっている時、測定の反作用はないので)

ご質問ありがとうございます。ご質問にある重ね合わせ状態が上か下かの状態になればそれも状態収縮の1つの例になります。その収縮は測定機というよりも「上」か「下」かを確認した意識のある存在にとって起きています。測定機にとっては収縮したと考えてもよいし、していないと考えても良いので、測定機の段階で収縮すると断言することはできません。また状態の収縮は知識の増加による更新に過ぎないので、「系への何等かの作用」には成っていません。状態が収縮した時刻では離れた場所にあるその系には力もかかりませんし、物理的変化も全くおきません。ご参考になれば幸いです。

2024/03/04投稿
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