陸上にいた頃の鯨(パキケタスやレミントノケタス)はおおよそ2〜3m程の大きさのカワウソのような体に耳のない犬のような頭をした生き物として復元されることが多いです。

生活としては普段は陸上にいて外敵から逃れたり餌を食べる時だけ水中に潜っていたとも言われており、まだ海に進出しておらず基本的には淡水の川の近くに生息していたと言われています。

よくカバに近い生態と言われますが、カバほど水に依存した生活ではなかったとも言われておりどちらかというとマメジカに近い生態だとも言われております。

骨の構造からは陸上をあまり速く走ることが不可能で水中に潜る際におもりとして機能していたとの予測もあり、この時点で既に水中生活にシフトしていったことがわかります。

陸から海への遷移途中痕跡としては、やはり後脚ですかね。

上記のような生活をしていた頃の鯨類にとっては後脚は移動手段として存在していましたが、水中生活に特化する途中で尻尾(今で言うところの尾鰭)を用いた遊泳を行うようになり、最終的に海洋に進出した原始的な鯨類(バシロサウルス)については後脚はもはや骨の構造的に陸上を歩くことが不可能なほど小さく(体長18mに対して後脚が50cm程度)なってしまいました。

しかしながら現生鯨類については完全に後脚が無くなったというわけではなく、鯨類の骨格には寛骨(骨盤の骨)が残っている点や胎児の頃には後脚が一時的に生える点からもやはり陸上生活の名残というものを感じることができますし、中には後脚が生えているハンドウイルカや大腿骨が存在するザトウクジラなどの所謂先祖返りと言われているような個体が存在したとの記録もあります。

2023/01/25Posted
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