睡眠ですね。

何かの活動を行うには必ず時間が必要になります。時間がたくさんあればたくさんの活動ができて、たくさんアウトプットが出せる……というのは大枠では正しいです。でも冷静に考えてみるとかなり雑な発想であることもわかります。

仕事に取り組むにせよ、娯楽を楽しむにせよ、時間だけでは話は始まらず「意欲」のようなものが必要になるからです。そして、睡眠こそ、意欲を深いレベルで高めてくれる大きな要因であると思います。

1時間だけ活動の時間を増やすとしても、それはむしろ疲労して意欲を下げるだけになってしまう可能性があります。1時間を活動に費やすことで、1日の活動の品質を下げてしまいかねないということです。逆に1時間睡眠を増やすことで、1日の活動の品質を上げる方がずっと意味のあることじゃないかと思いました。

と、ここまで書いてきて気付いたことがあります。「もし1日が1時間長くなったら」というのは実際には起こりえない思考実験ですけれど、1日が24時間のままであっても、いまよりも睡眠時間をしっかり確保することは1日の活動の品質を上げることになるかもしれないですね。

活動の量ではなく、活動の質を上げるために工夫したいところです。

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実は、この回答を書く気になったのは、先週末にたまたまちょっと体調を崩したことも理由の一つになっています。体調の影響もあって、いつもよりも長い睡眠を取りました。その結果、一日の活動時間は数時間減ってしまったのですが、その限られた時間内での品質(あるいは自分の主観的満足度)は逆に高まりました。作業に着手するときの意欲や、作業効率(単位時間あたりの処理数)や、作業成果物の品質のいずれにおいても、いつもよりも良いと感じました。

「睡眠は本当に重要なんだな」と改めて実感した次第です。

8か月

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結城浩さんの過去の回答
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