おっしゃってるような気持ちで活動されている作家さんも(それでヒットを出している作家さんも)いるとは思います。が、自分個人としては担当している作家さんがそう思って仕事する事態は極力避けたいな、と思います。

まず、質問者さんが恋愛漫画を求められることにはそれなりの理由はあるはずです。質問者さんがかわいい女の子やかっこいい男が描ける、感情表現が繊細である、担当やレーベルが恋愛ジャンルに強い、今売れるジャンルである、などなど。ともあれ、自分の力(への評価)と環境が質問者さんにそれを求められている。そのことは重要な事実として受け止めた方がいいのかな、と思います。

が、「恋愛漫画を求められてるから、こんなんでいいの?と感じるけど描く」というのは自分の考えだと違うかなと感じます。世間にある恋愛漫画に対して、こんなんでいいの?と感じるからこそ「いや、私が描くならこういう恋愛漫画だ!」という作品を描いてほしいな、と。

理由は単純にそっちの方がいい作品になって売れやすいからです。まずノって描けるし、人に言われてやったという感じがしないので作品への責任感がより高まります。結果、クォリティ向上に繋がります。そして何より、「その人にしか描けないこと」にしか商機はありません。「こんなんでいいの?いや、よくない!」という気持ちこそがヒットのエンジンだよな、と。

恋愛漫画を描かないか、描くなら「こんなんでよくない」作品を描くか、どっちかかな~と思いました。

24日

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ムラマツ@StudioZOONさんの過去の回答
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