あら、そうか。「ぼちぼち」って関西弁でしたっけ。比較的全国流通している言葉だと認識していました。わたし、きっと地元の青森に居た頃からぼちぼち「ぼちぼち」を使っていましたよ。家庭でぼちぼち聞いた覚えもあります。「ぼちぼち」が伝わらないことってあるんですね。ぼちぼちあるんでしょうか。僕はそういう場面に遭遇したことがありません。びっくりしちゃいました。東京でもぼちぼち行けそうなものを。

でもそうか、ルーツ的には「ぼちぼちでんがな」とか「ぼちぼちいこか」みたいなのから来てるのか。すると、出どころとしては大阪の商人ワードなんですかね。そうな気がします。ぼちぼち調べてみます。

いま調べました。やっぱそうでした。上方の文化って、割となんでもかんでも「大阪の商人文化」に行き着く感じありますよね。演芸もそうだって言うしなぁ。それこそ漫才とかは…。ああ、話が逸れちゃった。ぼちぼち本題といきましょう。

うーん、実際に使われる場面を考えてみれば、「ぼちぼち」って多義語っぽいですよね。あなたが仰るような「まあまあ・そこそこ」くらいの意味でもぼちぼち使いますし、「それじゃぼちぼち…」と言うと「帰ろう・ここから離れよう」くらいの意味になりますよね。これもぼちぼち使います。便利だ。本当に便利な言葉だ。すると、これは代用ワードを見つけるのに困りそう。ちょっと思いつかないかも。

そしたらば、一つの提案なんですけどね、「代用ワードを見つけるのではなく、ちょっと言葉を足すことで伝わるように運用してしまう」って方法はいかがでしょうか。

たとえば「調子はどう?」に対して「ぼちぼちやれてるかな」というと、きっとぼちぼち伝わる表現になるんじゃないかと思います。あるいは「ぼちぼち出ようか」と言うと、2つ目の意味の「ぼちぼち」もぼちぼち表せますよね。うん、これな気がします。きっと僕ならそういうふうにします。こんなんでどうですか。それでは、ぼちぼち。

2024/03/25投稿
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