なんとも奇妙な質問ですね。

「趣味を冷めずに続けられるコツ」とのご質問ですが、

そもそも趣味は一生涯続けなければいけないものなのでしょうか?

これまでゲーム、アニメ、漫画、VTuber、サッカー観戦、プロ野球観戦、フットサル、読書……とやってきました

とあるように、質問者さんは様々な趣味に興味を持つことが、趣味との関わりの特徴なのではないでしょうか。

一方、

そこに人間関係が関わるとやはりなにかしら俺自身の事が気に入らないとする味方ではない派閥が発生して居場所を失うという事態を繰り返してきました。

とありように、質問の冒頭と異なり質問者さんのお悩みは「趣味を楽しめるコミュニティ探し」か、

いっそ「自分が安心していれるコミュニティ探し」を希望されているように見えます。

なので回答も二段構えになります。

1.一旦一人で趣味を楽しんでみては

質問者さんは趣味をコミュニティに所属することを混同していますが、これは同じではありません。

一人用のゲームを一人で楽しんだり、一人でアニメを見て、マンガを読むのは全く不思議ではありません。

それを他人と共有したり、その趣味を目的としたコミュニティで不快になるという相談でしたら、

一回コミュニティに所属しないで趣味を楽しんでみてはいかがですか。

私自身はある程度趣味について共有はしますが、すべては共有しません。

共有の必要を感じていないものが多いですが、質問者さんのお悩みの通り、

どんな物事でも好き嫌いがありますのでね。

共有したりコミュニティに所属すれば良い悪いはあるでしょう。

それなら、一旦共有せず、コミュニティにも所属せずに趣味を楽しまれてはいかがでしょうか。

「どの趣味ならいいか」ではなく「趣味とどう接するか(共有するか、コミュニティに所属するか)」がご質問の悩みの核心であるように思えます。

2.コミュニティは人間の集まりなので、肯定も否定もされる

コミュニティに参加して派閥が分かれて……というのが相談の一部ですが、

冷静に考えるとこれは当たり前のことです。

これが一人の友人であっても同じことです。

常にあなたを肯定し、気持ちよくさせてくれる友人は存在しません。

なにせ、質問者さん自身が他人から良いものを受けることがあれば悪いものを受け取ることもあるからです。

むしろ人間関係とはこうした偶然や未知を楽しむもので、

決まり切った、予想できる範疇で生きたいなら自然と「一人で生きること」が候補に入ってくることでしょう。

この辺は実践例が面白いので紹介しておきますね。

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ウォールデン 森の生活

今なお読み継がれる名著、原文の響きと読みやすさを意識した新訳決定版!

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ヘンリー・D・ソロー『森の生活』は古い本です。

複数の訳があるので図書館で複数の訳を借りて、読みやすいものを読むのをおすすめします。

日本史の方がお好みなら鴨長明『方丈記』の後半部分、山に隠居して一人暮らしを満喫し、

人間関係から解き放たれた長明を読むのがいいでしょう。

なにせ、鴨長明はこう書いた人ですか。

都には四つの害がある。竜巻、火事、地震、人間関係だ。

人間が集まっているから、災害からの逃げ道がない(要旨)。

以上を踏まえるなら、本当に「どのコミュニティに行っても居場所を失う」なら、

いっそコミュニティに所属しないことが選択肢になります。

……というのが質問者さんの希望を全部聞いた方の回答です。

他方、居場所を持たないなら持たないであれこれ考えるのが人間というものです。

一旦コミュニティに所属しない生活をしたら、「コミュニティに所属したくなる」というのが過去からわかるお話です。

ちょうど上のソローと鴨長明が好対照ですね。

鴨長明は隠居生活に満ち足りて、山に定住したようです。

他方、ソローは「私は一人を満喫している」と言いながら、「都会」に来て本を執筆し、

森と都会を行ったり来たりしたようです。

「隣の芝生は青く見える」と言われるものです。

そしてまた、「一人がいい」と言いながらしばらくするとコミュニティに所属し、

コミュニティに所属すれば「一人がいい」と言う。

これもまた実に人間のあり方ですね。

最初の趣味のお話でしたように、一貫しないことが人間の特徴であることはしばしばあります。

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