鶏ムネ肉というのは、決して対ご飯戦闘力が高いわけではありませんが、その豊富なうま味成分には本来充分なポテンシャルがあります。わさび醤油マヨネーズはそれを引き出すという意味で最良のひとつと考えることができましょう。

また此度の戦では、配下のとうもろこしの者を、おかず軍に編成するのではなく、敵方に送り込み、予め内部から地ならしを行った。実に狡猾なやり口、天晴れです。

 

ご飯と鶏ムネわさび醤油マヨネーズの口中調味をライスサラダと捉えた時、そこにとうもろこしが加わることで完成度が上がることは確かにイメージできます。そう考えると馬鈴薯ごはんもイケそうですし、栗ごはんも(コスモドリア同様の)違和感ゆえのおいしさを感じさせてくれそうです。

以前ここで、ご飯にすりおろしたきゅうりを乗せるという方がいらっしゃいましたが、このきゅうりご飯も奇策としてアリかもしれませんね。僕はいずれの場合でも、そこに揉み海苔もあわせて起用したいです。わさびをタバスコに置き換えるのも良さそう。

 

ただし、そういった様々な組み合わせが最初から全て混ぜ合わされてライスサラダの形を取って現れたとしたら、やはりどことなくつまらなさが勝ってしまいそうでもあります。

おかず側とごはん側をどこで分離するかによって、そこには様々なドラマが生まれそうですね。単に組み合わせ的に合う合わないだけでなく、もう一層深いレイヤーの話ということになります。

僕が学生時代に頻繁に食べていた「シーチキンごはんとごはんですよ」には、そういう意味があったのかと今更ながら気付きました。

2023/07/02投稿
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