ひとまず統計検定3級の取得を目指すことを推奨します。

統計検定の3級は、現在の高校のカリキュラムにおける数学I相当なので、優秀な高校生が獲得している能力です。

統計検定3級|統計検定:Japan Statistical Society Certificate

「統計検定」とは、統計に関する知識や活用力を評価する全国統一試験です。問い合わせ:統計検定センター

https://www.toukei-kentei.jp

統計検定3級程度の能力が無ければ、品質管理や工場のQC活動は行えません。標準偏差や仮説検定の考え方が分かっていなくては、統計データを眺めるためにも、それが傾向なのか、単なるバラツキなのかの違いも判りません。

以下は私が別件で作成した、現行の学校教育のカリキュラムにおける統計の教育状況です。最近の数学の指導要領の改訂で、確率統計が大幅に強化されました。

これが優秀な学生が持っている能力だと思ってください。「生産性を上げるために必要なスキル」というよりは「新卒社員と肩を並べて働くためのスキル」だと思ってください。これが数年後の大卒新卒社員が持つスキルです。

ちなみに統計検定2級になると、数学B相当、大学で行われる教養講座の統計相当になります。

統計検定2級|統計検定:Japan Statistical Society Certificate

「統計検定」とは、統計に関する知識や活用力を評価する全国統一試験です。問い合わせ:統計検定センター

https://www.toukei-kentei.jp

統計検定2級になると、検定が行えるようになるので、A/Bテストの比較ができるようになります。A/Bテストの判断は、管理職になり、事業の意思決定を行う際には絶対に必要になります。

社内における職位が上がっていくにつれ、統計で物事を考えなければならないことが増えます。その際の基礎体力をつけると思って、統計検定2級にチャレンジしましょう。

統計検定2級を持っていると、社内のデータサイエンティストやオペレーションリサーチの専門家ともちゃんと話をすることができるようになります。専門家と話す、専門家を使うために勉強するのです。自らが手を動かす能力だけでなく、専門家と話をし、専門家を使う能力を獲得することができます。

11か月11か月更新

利用規約プライバシーポリシーに同意の上ご利用ください

ところてんさんの過去の回答
    Loading...