・「孫子」と「君主論」は高校の時にほぼ毎日学校へ持って行って、各50回は読んでますね。この2冊が私の「考え方」の基礎になっています。
・同時期に「自省録」は30回ぐらい読んだかな。こちらは「生き方」の本ですね。
・渡部昇一さんの「知的生活」シリーズと「ドイツ留学記」も20回は読んでいるかな。こちらは「学び方」の本。私が中国語を学んで、留学するキッカケの1つになっています。渡部さんは晩年、保守言論での活動に熱心だったけど、それよりも私は学者としての彼の生き方や考え方が好きです。
・「モンテ・クリスト伯」は10回は読んでいるはず。中国語版でも3回は読んでいる。これも「生き方」の本ですけど、「学んだことを如何に人生に活かすか」みたいな教えになっている。
・シャーロック・ホームズもよく読みました。あれは、観察と論理的な考え方の教本ですね。
・漫画は、荒木飛呂彦さんと、内田善美さんの作品が好きです。この二人の作品は大体全部持ってるはず。内田善美さんの初期のものは入手困難だから手に入れてないのがあるけど。一番好きな漫画は「星の時計のLiddel」。今まで何度読み返したかわからないぐらいに読んでます。
・子供の頃に、萬屋錦之介版のテレビドラマ「子連れ狼」を再放送でやってて、よく見てたので高校生になってから原作の漫画を読みましたけど、これにはハマって全巻揃えて繰り返し読みました。こちらも「モンテ・クリスト伯」と同じく復讐劇ですけど、基本的に絶望的などん底から這い上がって戦う話が好きなのかと。
・坂口尚の「石の花」も何十回読んだかわからないぐらいに繰り返し読みました。これは「世界観」に関する漫画。ユーゴスラビアのパルチザンの視点と、ナチスの大佐の視点で第二次世界大戦を描く作品ですけど、複数の正義が並立する中で、それぞれの考え方・生き方を伝えながら、国家とは、社会とは、人間とは何か…という核心に迫っていく。私個人と「黒色中国」に大きな影響を与えている作品です。