「クオリティの定義とは…」みたいな話は置いておいて、信頼関係によって楽曲が変化する例として『ONE PIECE』の主題歌における、歌手・きただにひろしさんと作曲家・田中公平さんの関係がそれじゃないかなと、この10年くらい思っています。

お二人が関わった曲は『ウィーアー!』から始まって『ウィーゴー!』『OVER THE TOP』『あーーっす!』と2024年4月時点で4曲ありますが、毎回チャレンジングな曲だなー…と思います。
『OVER THE TOP』が出た後、2021年のインタビューで田中先生がこんなことをおっしゃってます。

例えば「ウィーアー!」や「ウィーゴー!」は,きただにひろし君の力量を見て書いた曲で,当時は苦労したみたいですが,今は楽々と歌うようになって,ちょっとつまんない(笑)。そのあと,「もっと汗かけよ!」と思ってさらに難しい曲を書いたら,やっぱり最初は大変そうだったけど,今では軽々歌えるようになっているんです。

田中公平氏インタビュー:舞台「新サクラ大戦 the Stage ~二つの焔~」と「サクラ大戦」への思い,そして作曲家としての生き方

 舞台「新サクラ大戦 the Stage ~二つの焔~」が2021年12月17~19日に,シアター1010にて上演される。今回は新生「帝国華撃団・花組」に加え,ライバルである「上海華撃団」「倫敦華撃団」が登場。これまで以上に豪華絢爛な舞台が繰り広げられるようだ。そんな新作舞台について,作曲家の田中公平氏に聞いた。

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歌手を試すような試みですが、こんなことができるのも田中先生がきただにさんのポテンシャルを信じているからでしょうし、『ウィーアー!』の後もJAM Projectに参加したりしてゴリゴリにスキルアップしているきただにさんだからこそ、そんな挑戦を受け続けられるのかなと思います。素敵な関係ですよね。信頼関係がどんどん崩れてバラバラになっちまうバンドとは大違いだ。

7か月

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相馬ジュン平さんの過去の回答
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