一般的なことを言うと、国際卓越研究大学という制度は結構だが、疲弊する多くの他の大学の研究環境の改善も焦眉の急なので取り組んて欲しいということだと思います。
国際卓越研究大学に選ばれるような大学の研究者は平均的には間違い無く日本のトップ研究者だと思いますが、それ以外の大学にも優秀な研究者は沢山います。同じ能力の研究者なのに、所属によって支援度合いが大きく異なるのはよろしくないという意見は当然あると思います。
環境のよい大学に居れば業績があがりますます他の大学にいる研究者と差がついてしまい、研究者の本来の能力とは関係ないことで待遇に差がついてしまうと、結局、日本全体な科学の発展にマイナスなのではという点は懸念されるところです。
また、今回応募した10大学はいずれも押しも押されぬ日本を代表する研究大学であるにも関わらず、この中の数校しか選ばれないとされています。このレベルの大学の中で更に差別化し、待遇に差をつけるかことにどんな意味があるのかも不明です。
いろいろな観点から、改善の余地が大きい制度だ、というのが一般的な理解だと思います。
1年(1年更新)