ご質問は専門知がない場合のお話ですが、まずある場合を答えた上で無い場合もお答えしますね。
・自身が同じ分野の知識がある場合
著作でもCiniiオープンアクセスの論文でも、なんなら新聞記事でもいいのでその人の文章を読むことですね。信用できる/できないというのもある意味では個人的な問題です。
・自身がその分野への知識がない場合
基本的に「◯◯さんなら大丈夫だろう」という考えは捨てるべきでしょう。
ある時は至極まっとうな事を言っている人が、別のことでは支離滅裂な(質問文に沿うならファクトに基づかない)発言をするなどよくあるお話です。
それを前提としながらも「信用できる可能性がある人」を探すなら、当然研究領域を確認すべきでしょう。基本はリサーチマップでしょうね。
https://researchmap.jp/
researchmap.jp
逆に信用することが甚だ困難な事例はこういうパターンです。
・脳科学の話をしている人が、脳科学の研究実績がない。たとえば、専門がスポーツ医学でその方面の論文は出しているが、脳科学には一切接点がない
・そもそもリサーチマップに載らないか、ここ数年論文も本も出していない
・月刊ムーや東京スポーツが扱うレベルのジャンルでしか論文や本を書いていない
この辺は流石にあまり信用できませんね。
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繰り返しますが、逆にご質問の「この人なら信用できるケース」はやはり存在しないと言うべきでしょう。
強いて言えば、研究や主張が一貫していたり、持続している(つまり、研究の蓄積がある)ことは信用材料ではありますが、それだけです。
本当に実績だけで信用するパターンはせいぜい
「コロナウイルスが流行る中、厚生労働省により新型コロナウイルス感染症対策分科会長に任命された」尾身茂さんとかぐらいですか。このレベルで駄目なら厚生労働省まで疑わなければいけないので、基本的には疑う必要がありません。
上記に近い、地震の際に気象庁を疑う必要がないぐらいの極めて限定な状況を除けば、発言を十分に注意するしかないと考えます。