いいの?長いよ。

2つに分けて説明します。

まず①FA権というものがあります。

大雑把に説明すると、一軍に出てる選手が高卒で8年、大卒社会人卒で7年経過すると、国内のどの球団とも選手契約を締結できる権利をもつ(移籍交渉ができる)「国内FA」があります。

「海外FA」は国外含めたどの球団とも交渉できる権利で、こちらは9年でとれます。

どちらもAランク、Bランクのチームの上から数えた高年俸選手が移籍した際には、移籍元の球団は金銭か人的補償を選ぶ権利があり、FAで移籍された球団も多少なりとも保証がありあす。

続いて、②ポスティングシステムがあります。

こちらは海外FA権を持たない選手が、海外リーグへの挑戦を希望した際に所属球団の承認を得て移籍するシステムです。

移籍交渉が成立した場合は、移籍先の球団から移籍元の球団に移籍金が支払われます。

また、海外から国内に戻ってくる際の保有権の制限(つまり元いたチームに戻ってくる縛り)はありません。

上沢は国内FA権すら持っていなかったので、②ポスティングシステムを用いて移籍しました。

その際の移籍金は92万円()です。

そして、海外挑戦わずか1年間(7ヶ月くらい)でソフトバンクに移籍しました。

ここでの問題点は2つあるかと思います。

1つ目はFA権を持っていないのにポスティングシステムの最短期間で国内他球団に移籍してしまった点です。

「制度上問題ない」と一部のソフトバンクファンが主張しておりますが、確かに制度上は明文化されていませんが、そもそもこの件に関してはポスティングシステムに欠陥があるので、制度上の問題点があるでしょう。

ちなみにこれは過去に有原という選手が全く同じことをして日本ハムからソフトバンクに移籍しています。

なので、この有原式FA(上沢式FA)みたいなことをする選手がいるので、制度上の改定がないと、FA権を行使する選手や純粋にポスティングシステムを利用して移籍したい選手に今後支障が出ることをしてしまっていると思います。

2つ目の問題点としては、ファン心理を害している点があると思います。

上沢は9月に米国から帰ってきて、鍵谷投手の引退試合のセレモニーに参加したり、日本ハム球団のイベントに参加したり、球団の練習施設を使ったり(ここ重要)していました。有原の件があったので、当然ファンとしてはここまで帰国してからファイターズに関わっているので、日本ハムに残るか、米国再挑戦をするものかと思います。それが、有原より酷いパターンで移籍してしまいました。

しかも球団の施設を利用して...。上沢のリハビリ先の紹介も日本ハム球団はしていたようです。

ここまでしていてソフトバンク移籍...。

ここからは僕個人の意見ですが、プロ野球は興行であり、ファンがあってのものだと思うんです。

「制度上問題ない」移籍だとしても、それを支持してくれるファンがいないと成り立たないと思います。

今回の移籍でソフトバンクフロントはチーム構築上は上手くやっていると思います(支持はしないですが)。ソフトバンク云々じゃなくて、上沢本人の決断に問題があると思っています。

年俸が高いソフトバンクに移籍するのは当然という声もあるかと思いますが、ファンを蔑ろにする決断した上沢を僕は批難したいですし、二度と応援することの無い選手になりました。

結構端折ってるところもあるので、質問あればどうぞ。

1日

利用規約プライバシーポリシーに同意の上ご利用ください

ちゃんごーグミカンパニー(摩擦のない床)さんの過去の回答
    Loading...