読者側の人間ですが、いくつかの魅力が考えられます。
・「破滅した悪役の救済」というモチーフは昔から人気のジャンルである(判官贔屓)
⇒その変形で「ヴィランもの」も昔から根強い人気がある
・昨今のエンタメは「最初からクライマックス」方式が多く、掴みに断罪シーンを持ってくることで読者にインパクトを与え、読書継続率を上げる狙いがある
・何事もなく過ごしていれば「断罪」が見えているので、主人公が動くための強い動機がある
・多くは創作物の中へ転生転移する形のため、この先のストーリーというアドバンテージを与えられる
⇒この変形で「ストーリーに存在しなかったはずの人物」を出せば、どんでん返しの展開も作りやすく読者の関心も引きやすい
こうして見ると、魅力の多いストーリーテンプレートなのですね。
7か月