担当があまり直さない状況とのこと。そして、あなたの漫画は面白くならないと。それは担当のせいですか?というご質問ですが、普通に考えると実力のせいでしょうね。
ただね、豪速球で他人のせいにするヤバめな人間性含め、そのままで良いと思います。
ヤベーヤツだなって自覚はしておいた方があなたも周りも双方生きやすいかと思いますが、でもね、直す必要はない。それはあなたの才能と表裏一体です。
あなたは高みを目指してる。
あなたの中に、ハッキリと到達したいレベルが見えてる。
でもそこに届く技術がまだない。実力がまだ追い付いてない。
思ってる以上に現状差があるんでしょうね。
だから直したくても、具体策を出せない。
最初からそのレベルの作品も描けない。
ここで自分の力不足に嘆いて自分をダメだと思うようなマインドだと、自主没を繰り返し、描くのが止まってしまいます。
でもあなたは幸い担当のせいと思えるタイプなんで、出せる。
良いアイディアが出て来ない理由を担当のせいにして自分は責めない。
自分に攻撃が向かない。
これはね、良いですよ!!
良いと思います、それで!!!!
自覚だけはしておいて欲しいですけど。
編集も人間なんで、ガチめに責められると傷つくんで。
編集側から見える景色を伝えると、新人に最初から売れっ子なみの漫画の出来・面白さを求めてしまうと、潰してしまう時があります。
そもそも実力に差がありすぎて、数年に渡ってOKが出ないなんてことが平気で起こる。
だからOKラインを低くしているだけじゃないですか?
良い意味でも悪い意味でも「投稿者」だと思われてるんだと思います。
投稿者に求めるレベルさえ越えていたらOKで、完璧を目指してあれやこれや直し出して描けなくなるより、一本でも多く描くことこそが大事な時だと思ってる。
ただ、この編集の良かれと思った低いレベルのOKが、作家を壊す時もまたあります。
新人時代に低いレベルでOKと言われつづけることで作家の中に本来あった向上心がしぼみ、そのレベルの自分に満足し、逆に作家としての虚栄心は肥大させ、デビューから数年経ったのに新人並みに下手なまま文句だけは多いベテラン作家となり仕事がなくなってしまう…なんてことも多々あります。
だけどあなたは、自分の現状の漫画にも、担当の低いレベルのOKにもイライラしています!
もっともっと面白い漫画を描きたいと思ってるわけですよね?
向上心に満ち溢れています!!!
これはあなたの持つ最大最高の強みです。
漫画は、上手くなろうと思わないと上手くなれません。
もっともっと!という、その気持ちが作家を育てるんです。
あなたは絶対上手くなります!
凄く面白い作品を描く作家になる!!
そして担当はバンバン描かせてくれる!
最高じゃないですか。
これからもブツブツ担当に文句言いながら、もっと面白くしたいのに!!と七転八倒してください。
今のままで大丈夫です!!!!