それは大変素晴らしいことですね。
知識にせよ能力にせよ、資質がある人が側にいるのはそれ自体得難い境遇です。
たとえばですが、身近に才能のある人がいない人はわざわざお金を払って指導を受けたり、本を経由してその才能の分け前にあずかるのです。
気持ちの折り合いへの回答として正解かはわかりませんが、
「元を取る」気持ちを持ってはいかがでしょう。
仮にあなたが卑下されている通り既製品のような人間だとしましょう。
そのあなたを変えるきっかけは考えるにその家系のセンスがいい方から”部分的に学ぶこと”が一番手っ取り早いように思います。
具体的にいいますと、質問者さんは図書館の相談サービス(レファレンス)を使ったことはございますか。
あれこそまさしく才能に学ぶものです。
膨大な知識を元にこちらがほしいものを探してくれる、とてもありがたい「境遇」です。
質問者さんが認めるようにセンスがいい「ご友人」なら、その方のセンスが"必要な時に"頼るというだけで十分に思います。
それだけで、周りにセンスのある人がいないためにアドバイザーなどの専門家を頼る人に比べれば「大いに得をする」ことでしょう。
そして”部分的に学ぶ”と書いたようにただ学ぶのではなく疑問を持つこともお忘れなく。
いかに優れたセンスを持つ身でも誤りを犯すこともよくあるでしょうし、一見正解に見えることが間違いであることも同じようにあります。
「優れたセンスの回答を吟味する」ことができるなら、それは大変幸運な環境に思います。
そして、他人に勝つことよりまず己に勝つことです。
昨日の自分より今日の自分が優れているなら、それは天地がひっくり返ることより大きいことであり、同時にあなたの財産です。
なぜなら、遠い地で金の産出が増えようが減ろうが、あなたが使えるのはあなたの能力とあなたの財布の中のお金だけですので。
そのご友人があなたの利益になるなら、それ以上のことはないように思います。