色々と意見はあると思いますが、Go で Web バックエンドを作るのであれば、HTTP の理解度に合わせて使う物を変えてみると良いかもしれません。
HTTP の仕組みがある程度わかる
Go の Web フレームワークを使わず net/http パッケージだけを使ってアプリケーションを作って見られるのが良いと思います。net/http が Web サーバのどの部分の機能を提供していて、net/http を使えば何ができるか、巷の Web フレームワークが何ができないのか、さらには巷の Web フレームワークが実は net/http で実装されている、という事が理解できると思います。
手軽に Go の Web 開発を味わってみたい
Gin または Echo を使って見られるのが良いと思います。どちらも一通り Web アプリケーションを作成するのに必要な機能が揃っており、インターネット上の情報も多いです。
何を作るか
まずは form/action を使った簡単なページ遷移と html/template パッケージのテンプレート実装を試してみられるのが良いと思います。その後、REST API な Web サーバを作り SPA (Single Page Application) を作って見られるのが良いと思います。
僕は新しいプログラミング言語や、新しい Web フレームワークを見つけると、1行掲示板や簡単な TODO アプリを作ってみる事にしています。
宣伝になってしまいますが筆者が執筆した「Go 言語プログラミングエッセンス」では TODO アプリを作成する手順を解説しています。
この TODO アプリは前述の Echo とBun(uptrace/bun) というデータベース ORM を使っており、Go での Web 開発では割とモダンな構成になっています。
Go では net/http があるので Web フレームワークを使わなくても良い、中には使うべきではないという強い意見もたまに見ますが、僕はそうは思ってはおらず使いやすいものを使っていくのが良いと思っています。実際に僕も業務で Echo と Bun を使っています。