中国の場合、地方政府の債務が問題になります。一見すると中央政府の債務があまり大きくなくみえますし、地方政府もそうですが、地方政府が融資平台(プラットフォーム)をつかって歳出を増やしていますので、これらをあわせると統計より大きな債務になるようです。いわゆる隠れ債務があり中国では実態がわかりにくいのが課題だとおもいます。とくに中国では景気刺激策としてのインフラ投資が地方政府がになっているので地方政府の歳出が大きくなります。一方、土地の売却収入が歳入で重要なためその価格と市場が悪化しているため歳入が伸び悩んでいます。あとは公的な金融機関(たとえば国有銀行や政府系銀行)がいくつかありますが、政策目的と商業目的と両方の融資をしており、他国からみると実態がわかりにくいという問題もあるとおもいます。不動産価格が低迷しており住宅投資も増えていないので、ここへの銀行融資がどうなるかも注目です。不動産開発業者の債務問題がおきたため、昨年政府主導で返済期限を延長させたとおもいます。

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白井さゆりさんの過去の回答
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