誤解を恐れず、大声で言います。金です。面白いと思ったゲームに、そのクリエーターに、お金を使うことです。日本のゲーム・ファンは本っ当にお金を使わなくなりました。多くの人々がソシャゲの世界が構築したビジネスモデルに取り込まれていったことが原因だと考えられますが、この先のことをシミュレートすると本当におそろしくなってきます。
もし僕らが今後もゲームにお金を使わず、まとめサイトや実況動画を見ては文句ばっかり言い続けていたら……やがて多くのビッグタイトルの日本に対するおま国(「おまえの国、ねーから」)現象が顕著となるでしょう。
これは海外ゲームのことに限らないんです。日本の大手メーカーの本社機能が海外に移り、キラータイトルのチーム起用も、あるいは新作の告知やファンの意見吸収も、そこで行われるようになるでしょう。目が肥えた日本のゲーマーのためにと努力することでクオリティを上げてきたメーカーやソフトハウスが、次々と、海外資本下に移行していきます。多くのゲームを、英語や中国語で遊ばなくてはならなくなります。
もうそんな状況になってるよとい言う人もいるかもしれません。いや、5年後や10年後はこんなレベルではないと思います。
任天堂はがんばってるじゃないかとか、海外マネーに目がくらんで魂売っちまいやがってとか、日本がゲームのメッカだったじゃないかとか、そういう意見は無意味です。ゲームは文化であると同時に産業だからです。お願いします。みなさん、お金を使ってください!
11か月