5月19日に起きた岡山県精神科医療センターの個人情報流出事件。
https://news.yahoo.co.jp/articles/1dab0d97afb596d90918706870075f18b29bf26e


色々疑問点が浮かびますが、一番の根っこ。
>総合情報システムで職員が業務で作成した資料を保存していた共有フォルダ内の次の情報

  • >患者情報 氏名、住所、生年月日、病名 等(最大 約40,000人分)

  • >病棟会議の議事録 等

https://www.popmc.jp/home/organization/5w64e269/5bid3p49/zx2nd5xq/

この文から見るに、EXCELかMDBか何かを共有フォルダに入れていたように見えます。
(違っているかもしれませんが)
ランサムウェアにひっかかるシステムはもちろんのこと、相当情報を扱う感覚が鈍っている・お粗末
であるようにみえますが、徳丸先生のご見解はどうでしょうか?





最初何を問題視しているのか分からなかったのですが、「共有フォルダ」という箇所でしょうか? ここから思索を進めたところ、ひょっとして「サーバーではないパソコンに共有フォルダを作って、そこで重要なファイルを共有していた」とお考えでしょうか?

そういう可能性も否定はできませんが、そのパソコンが起動していないと他のパソコン利用者が共有ファイルが利用できないなど、不自然な運用であると思います。この「共有フォルダ」はファイルサーバーのことを指しているのだと私は読みました。

試みに、ChatGPTに以下のように質問してみました。

Q: ファイルサーバーのことを共有フォルダと呼ぶことはありますか?

A: はい、ファイルサーバーのことを「共有フォルダ」と呼ぶことがあります。特に、ファイルサーバー上のデータやフォルダがネットワークを通じて複数のユーザー間で共有されている場合、その共有されているフォルダ自体を指して「共有フォルダ」と呼ぶことが一般的です。この表現は、オフィス環境や学校、小規模な組織などでよく使われます。

ということで、「共有フォルダ」という言葉だけで、運用の状態を批判する材料にはならないと思います。

この種のリリースは、ITリテラシーが高くない読者を想定して平易な言葉を使って文章を書くことが推奨されることから、IT用語として一番適切な用語が選ばれない場合が多いです。リリースを読む側は、そのような状況を想定しながら内容を読み解く必要があります。

また、このような観点から質問文を見直すと、失礼ながら、いただいた質問文もテクニカルな文章としては適切でないように思えます。「相当情報を扱う感覚が鈍っている・お粗末である」とする根拠が明示されていないからです。流失したファイルは相当機微な情報が含まれているとしたら、単なるファイルサーバーではなく、暗号化などを施した共有システムを使うべきという主張かもしれませんが、それも質問文からは読み取れません。

4か月

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徳丸 浩さんの過去の回答
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