田口善弘@中央大学:これも質問の意味を理解していないかもしれませんが。まず「光っている」を自ら光を発しているという意味にとらえると恒星以外は光っていません。月は「光って」いますがこれはあくまで太陽光の反射で光っているだけです。夜空には太陽系の他の惑星が「光って」いるのを見ることができますが、これらは全部太陽光の反射で光っているだけなので自ら光を発しているという意味では光っていません。 逆に反射光で光っていても光っているとみなすなら、ブラックホールでもない限り、かならずなんらかの光は反射するので光っているでしょう。ただ、どの恒星からも遠く、非常に微弱な光しか届かないような孤立した光は光って見えないかもしれません。 また、有限の温度を持っている物体は可視光は出していなくても赤外線を放射しています。地球も赤外線を放射しているので可視光に限らないと光っていると言えるでしょう。もっとも、地球が赤外線を放射できるような温度を持っているのは太陽光で温められているからなので、自ら光っているかという微妙ですが、太陽からの光を反射して光っているわけじゃないのでこれも自ら光っていると言っていいでしょう。 質問された方は夜空にはたくさん光っている星があるので、光っていない星はあるんだろうかという意味で聞かれたのかもしれません。そういう「地球から見て光っていない星はあるのか?」という意味なら、仮に遠くの恒星に惑星があって、その光で反射していても遠すぎて見えないでしょうから「光っていない星」と言えるでしょう。地球から見ると他の惑星は非常に輝いて見えるのですが、それは他の恒星より圧倒的にそばにあるからにすぎません。同じ距離にあったら他の恒星のまわりをまわっている惑星が明るくみえることなんてないです。 光っているということ一個とってもいろいろな意味があるので質問のとらえ方でこんな風に答えはいろいろと変わってしまうものです。(阅读更多)