ダテナオト:素材の違いによる服の皺のでき方は「シワのS字の硬さ」で決まります。 例えば「S」と「M」という文字から受ける印象ではどちらが柔らかく、どちらが硬く感じるでしょうか? おそらくSが柔らかく、Mが硬い印象を受けると思います。 Sには角がなく流れるような動き(フロウ)がありますし、Mは直線的で尖った角(テンション)があります。これで生地の硬さやシワのできやすさの違いを表現できると思います。 また、伸縮性のない生地は細かい引っ張りジワができやすく、伸縮性のある生地は重力に従ってたるみやすい特徴があります。 下記でも述べていますが、 綿はシワができやすく、シワに角ができやすい特性、ポリエステルはシワがができにくく シワに角ができにくい特性がありますので綿製の衣服を描く場合には少し角を置いたS字で細かいシワを描き、ポリエステルの衣装を描く場合には柔らかいS字で太いシワを描くとそれらしく見えると思います。 また、生地の特性を知ることも重要です。 綿とポリエステルを比較した場合、ポリエステルはシワができにくく、角の立ったシワができにくい特徴があります。 逆に綿製のものはシワに角が立ち、シワができやすい特徴を持っています。 また、綿はポリエステルに比べ、網目がしっかり見えるのも特徴です。 こういった生地の差を知るのも違いを表現するのには必要な要素です。 ご自宅にポリエステルや綿の衣服がありましたらまずは触ってみることをおすすめします。 また、実際に着てみて腕を曲げたりしてその変化の違いをよく確かめてみてください。 とはいえ、まぁ確かに綿とポリエステルの差を出すのは難しいですね。 カッターシャツなどは綿製ポリエステル製とどちらもありますが、糊付けされたものですとあまり差が出にくいとは思います。 線画での表現ですとシワのS字の角(テンション)と流れ(フロウ)の入れ方で決まりますし、着色の場合ですと生地の網目のテクスチャ追加なので表現が可能になります。(阅读更多)