宮野公樹:このテーマに関しては、WEB上でいろいろ記事を見かけたりしてますし、そちらを検索頂ければ大方の概要はわかるように思います。ただ、僕自身はそれらに目を通しておりませんので、もしかしたら同じような意見が書いてあるのかなあと思いますが、以下、つらつら書いてみます。 端的に言うなら、僕は「あまり関心がない」というのが正直なところ。その時代、その時代、新しいツールというのはありました。思えば、電子辞書が登場したときなんて、「やっぱり紙の本でないと辞書は意味がない!」とか、いろんな論争があったように思いますし、その都度、電子辞書の使用について賛否や効果的な使い方の議論が沸き起こったことでしょう。しかし、今やそれがどうだったというのでしょうか。結局のところ、個々人の思いや好きずきに依存し、学びようは個々人次第ということになるでしょう。これは、僕は宣長から学んだことです。学問たるもの、その方法はいかようでもよく、それぞれにあったものをやるのがよろしい。いずれにしても、もっとも大切なのは一生懸命やることだ、と(「ういやまぶみ」より)。 元も子もないことを書いてますが、もちろん、瞬間的にAIやテクノロジーと学びに関して、こうしたほうがいい、あーしたほうがいいという意見は飛び交うことでしょうし、それをもとに色々な制度が生じることでしょう。それに関して僕は一意見は持たないですが、むしろ、時代的にみたときに、これらの議論がいったいどう捉えられるのか、というところに大いに興味があります。答えになってなくてすいません。(阅读更多)