NTT法の廃止によるNTTの完全民営化に大手キャリア三社(楽天、Softbank、KDDI)が反対しているというニュースを見ました。
三社の主張だと
1. 光ファイバーなどの資産は国税で作り上げてきたものなので、その資産を継承しているNTTには縛りが必要
2. NTT法による縛りがなくなれば公正競争が損なわれ料金の値上げにつながる
3. NTTの光ファイバーは日本の通信インフラを支えるものなので、民営化してしまうと安全保障上のリスクがある
とのことですが、
1に関しては光ファイバーという資産を継承したが、保守してきたのはNTTであり当然そのコストもNTTが負担してきており、資産の帰属先という意味では既にNTTの株式は2/3を民間に割り当てているので、すでに民間が所有しているといっていいと思います。
2について言えば、なぜ料金の値上げにつながるのかが不明。むしろ市場原理により値下げの方向に圧力が働くのでは?という疑問があります。
3については、たしかに外国資本が参入した場合や、国の監視が届かないという意味では危ないと感じますが、そこは電気通信事業法などを改正することで対応できるのでは?と思ってしまいます。
なぜ三社はNTT法の廃止にここまで強固に反対するのでしょうか?ご意見を伺いたいです。