Hiroki Gotoh@静大3年目:はい。「運動」と言っても幅広いですが、「速く走る(動く)」「素早く泳ぐ」「重いものを持ちあげる」「モノを遠くに投げる」といった、人間がイメージするような「体を動かす運動」が不得手な動物や昆虫は数多く存在します。例えば、同じ哺乳類でも、チーターが凄まじい速さで疾走できる一方、ナマケモノの動きは非常にスローです。多くの魚は素早く泳げますが、ヒラメやカレイは水底でジッとしている時間が長いです。動物の中には、ホヤやフジツボのように、そもそも移動することを放棄した固着性の種類も多いです。一方、いずれの種も別に「運動」が不得手だからと言って、生きていくのに苦労があるわけではありません。むしろ、それぞれの種が進化の過程で適応した結果「あまり素早く動かなくても良い」生活スタイルになっていると言えるかと思います。(Read more)