以前質問で、

【私も小説を書いてますが、怒涛のように来ることはあまりありません。何かを書くと、そこから滲むように、薄ぼんやりしたものは見えてくる、それを書くしかありません。】

と質問者さんが書いていたのに対し、

「これは書くべきではありません。書いたらだめ。それを書くことに酔っちゃう。そう思えばそれでいい。黙っとく。少しでも漏れると小説は逃げて行く。」

と答えられていましたが、山下さんの言う「酔っちゃう」がいまいち分かりません。

書き手として手の内を明かすようなことをするとそれに酔ってしまうからダメなのか、酔ってる状態で小説を書くのがダメなのか、どちらなのか、またべつの意味なのでしょうか?

前者なら、山下さんがnoteでやってる連載はそのへんの小説の書き方本よりよっぽど小説の書き方を明かしているように思えます。(だからといって読んでいて山下さんが酔っているとは思っていません)

後者なら、山下さんは酔ってる状態で小説を書くことを自制しているのでしょうか? とくに山下さんは推敲をされないと聞いているので、初稿でまったく酔わずにさいごまで書き切るなんて可能なのか?と疑ってしまいます。