ゲーム開発というのはプログラマがその時々で「専用のゲームツクール（RPGツクールをイメージしてください）」を作りながら、そこに組み込むリソース（2Dグラフィック、3Dモデル、テクスチャ、シナリオデータ、BGM/SE、画面エフェクト、マップや障害物などなど）をどう自由に配置し、ゲームのデザインができるか、を考える仕事です。

ゲームデザイン/レベルデザインを行うためにはゲームデザイナーが自由にマップにNPCを配置したり、ギミックを置いたり、何らかのイベントトリガーを置いたり、シナリオを動かしたり、といったことができる仕組みを用意する必要があり、「面白さ」を作り込んだり、「ギリギリのバランス」を生み出すには、このトライ＆エラーをどのように高速に回せるかが問われてきます。

そのため、プログラムを再コンパイルして実行するよりはデータを動的に読み込んで、その場で挙動が変わるようにし、データの注入によってゲームを動的に構築できるようにしなければならないのです。

Webサービスと違って、「プランナー」「UI/UXデザイナー」「グラフィッカー」「サウンドクリエイター」「シナリオライター」などといった役割を上手く開発に当て込んでいく必要があるため、この点が大きく異なっています。