川原繁人:日本の大学で常勤職を得られれば、食べていける分くらいのお給料はもらえると思います。大金持ちにはなれませんが……。副業としては、他大学で非常勤講師をする、原稿を書いて原稿料をもらう、本を書いて印税をもらう、講演会での謝金をもらう、メディアに出演して出演料をもらう、研究のアドバイザーとして参加する、などの方法があります。ですが、原稿料・印税・講演料などは本務校から頂ける給料に比べるとあまり高くはありません。あくまで、自分の研究を世にしってもらうことが第一義的な目的になります。研究者になりたいのであれば、大金持ちになるという可能性は捨てた方が現実的でしょう。ただ、好きなことを仕事にできるという大きな利点はあります。