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長い文章を書く作家の方、学者の方は小学生や中学生の頃の読書感想文は得意でしたか?わりと本を読むのは好きなのですが、いざ読書感想文を書けと言われてもうまく書くことができないのと「ただ楽しいから本読んでるだけなんだよなぁ」と思ってしまいます。読書感想文のコツなどあれば伺いたいです。

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  • 英文を含め、結構長い論文を書きますが、事実を伝えることに主眼があります。特に理系研究者ですと、実験データを参照しながらということになりますので、何を書いていいか困るというようなことはありません。もう何十年も前ですが、私も、読書感想文は大嫌いでした。ただ、人に分かる様に論拠をたてて書くことは大事です。それがないと研究の提案書も評価してもらえません。コツは、人の書いたものを参考にし、多く書くことではないでしょうか。

  • 小学校や中学校の頃、読書感想文はさんざん書かされましたが、褒められたためしはありません。今ならその理由はとても良く分かります。まじめな男子に良くありがちなパターンで、最後に必ず「だから僕は○○になるように頑張ろうと思います」的な決意表明文が付いてしまうのです。大人になっていい加減になり、何の決意表明もしないようになってからです、人から「面白い」と時々いってもらえる様になったのは。

  • 「ただ楽しいから本読んでるだけなんだよなあ」という思いを抱かれるのは、しごくまっとうな感覚だと思います。むしろ、この後、読書感想文を書かなければならないと思うと、楽しいはずの読書が楽しくなくなってしまうとしたら、その方が心配です。とはいえ、これは私の勝手な想像なのですが、読書感想文というものは、「その人が正しく内容を読み取れているか」「自分の考えを、きちんとした日本語で語ることが出来るか」などといったことを判断するためにあるのではないかという気がします。「楽しかった」「面白かった」だけでは、「どこが?」「どんな部分が?」ということが伝わりませんよね。コツといっていいのかどうか分かりませんが、感想文を書くときには、作品全体を大づかみに(制限枚数によっては、最初にざっくりあらすじに触れることで、枚数を稼ぐことも出来ます)した上で、登場人物の一人にスポットをあてるといいかも知れません。それが主人公でなくても構いません。自分がいちばん気に入った、または気に入らなかった登場人物について、どの部分が好きで、どんな部分が印象に残る、または、どんな台詞がカッコイイと思った、などと書いていくうちに、小説には描かれていなかったその人物像までが思い浮かんだりしないでしょうか。そういったことも、自分の想像としてつけ加えていいと思います。また、作品の中で、印象に残ったフレーズがあったら、その部分を紹介して、「なぜそのフレーズが気に入ったのか」といったことを、日頃の自分の考え方や生活に照らし合わせて書くのもいいですね。ドキドキした、涙が出た、などの場合は、その箇所を書くのもいいでしょう。とにかく、くれぐれも気をつけなければならないのは、感想文を書いているつもりが、ただあらすじをなぞるだけになってしまうことです。

  • すいません。読書感想は小さいころから苦手でした。研究者の文章は、解説や論文、書籍が中心になり、理系の場合は、先行重点型になります。学校の作文指導は起承転結型なので、だいぶ様相が異なります。理系の研究者の中には、小中学校の時には文章を書くのはあまり好きでなかった方も多いように感じます。私も含めてですが。

  • 工学系・情報系の研究者です.小説などは書いたことがありませんが,専門分野の本や論文は書いたことがあります.小学生や中学生の頃,読書感想文を書くのは不得意でした.そればかりか,大嫌いでした.何を書いていいかわからなかったからです.

    そんな私ですから,正直なところ,読書感想文のコツはわかっていません.この歳になっても,うまく書ける気はしません.それでも,本を読んだ後にメモを残しています.しかもそれをnoteに公開しています.

    https://note.com/dr_kano/m/mdf7dcf3fe29a

    自分用のメモという意味合いが強いので,ここが面白かった!という箇所を中心に書き残しています.面白くなかった本については何も書かかないこともありますが,面白くなかった理由を書いたりもします.読書感想文は自分の感想ですから,読んだ本を褒める必要はありません.あらすじをまとめる必要もありません.本を読んで自分が感じたことを,率直に,その理由と共に書けばいいと思います.

    自分が誰かの読書感想文を読むとしましょう.どんな読書感想文なら読む気になれますか.感想とはいっても,本当に「面白かったです」とだけ書いてあるような感想文は読むだけ時間の無駄と感じますよね.たぶん.少なくとも,なぜ面白いと感じたのかが書いていないと読む気になれません.そう考えると,読書感想文のコツかどうかはわかりませんが,自分が読みたくなるような感想文を書けばいいのではないかと思えます.

    そこで,一冊,お勧めの本を挙げておきます.田中泰延さんの「読みたいことを、書けばいい。 人生が変わるシンプルな文章術」(ダイヤモンド社,2019)です.読書感想文のコツを知りたいという質問者さんには,きっと面白い内容だと思います.

  • 読書感想文、とても苦手でした。いまにして思えば、誰に向けて何をどう書けばいいのか、そのすべてがわからないままに原稿用紙のマス目を文字で埋めなさいと言われていた感覚だったと思います。

    あなたの「楽しいから本を読んでいるだけ」という気持ちに添っていうならば「本を読んでいるだけで楽しいのに、なぜ読書感想文を書かなくてはいけないのか」ということですね。

    読書感想文は文章であり、文章は読み手に何かを伝えるためのものですから、「自分が読んだ本について相手に読書感想文を通して伝えたいこと」が存在するならば、話はがらっと変わりそうです。

    最近ではよく「推し」という表現が使われますよね。自分が好きなもの、単に「好き」ではなくて、心の底から全力で応援したいものに対して使う表現です。「推し」についてならば、あれもこれも語りたくなる。相手にもこの素晴らしさが伝わってほしい。いっしょに「いいよね!」と共感したい。そんな対象が「推し」です。

    読書感想文も「自分が強く推す本」について書こうとするならば、相手に伝えることを意識して書き始めやすいと思います。その本について深く考えていますし、感じていることや伝えたい魅力もたくさんわかっているからです。もっとも今度は、伝えたいことがたくさんありすぎるために読書感想文を書くのが難しくなるかもしれませんけれど。

     * * *

    心から推せる本について書くのではなく、宿題だからしょうがなく書かなければならない読書感想文の場合には、例えば以下のような「読書感想文のテンプレート」に当てはめればそれなりに楽に書けます。

    以下は、結城浩「読書感想文のテンプレート(文章を書く心がけ)」冒頭部分から引用しました。

    https://mm.hyuki.net/n/n22d53a0dfb3a

    ■読書感想文のテンプレート

    (1)主人公のセリフを書く

    最も印象に残った主人公のセリフを最初に書きましょう。

    (2)主人公の心情を書く

    主人公のそのセリフは、どんな場面のどんな心情から出たものかを書きましょう。

    (3)あなたとの関わりを書く

    主人公のそのセリフは、どうしてあなたの印象に残ったのかを書きましょう。

    (4)主人公の変化を書く

    そのセリフの前後での、主人公の変化について書きましょう。

    (5)あなたの変化を書く

    主人公を自分に重ねたとき、同じ変化は想像できるでしょうか。同じ変化は起こりえるでしょうか。その問いに自分なりに答えて終わります。

    詳しい解説は「読書感想文のテンプレート(文章を書く心がけ)」へ。

    編集済み
  • 「ただ楽しいから本読んでるだけなんだよなぁ」というそれがまさにあなたの感想だったのだからそう書けばよかった。問題はそうは書けなかった方の事です。どうしてそれが書けなかったのか。「感想というものを書くのが嫌だ」と書いても良かった。それが感想だからです。もちろん教師はそれは認めない。おもしろいじゃんという人もいるかもしれないけどだいたいが認めない。教師はそれが「読書後感想文」だという事がわかっていない。わかっていないから認められない。だから書かない。間違えているといわれるからやらない。なのにコツを聞こうとしたりする。そしてまた「コツはね」と教えたりするやつがいる。この仕組みが「正しい感想文」という誰が作ったか歪を相変わらず強固にする。感想なんだから何でもいいんです。感じて想う事なのだから、そして本を読んだ後にそう感じ想った事なんだから朝食べたパンの話でも読書後感想文です。本の事を書きたいやつは書けばいい。批評したらいい。そうした事の好きなやつはいる。しかし例えばわたしはそうした事が嫌いだからしない。窓外に見えているものについて書く。みんな違うんです。違いがおもしろいんです。というかそこしかおもしろがる事なんてない。