chita:* ヘビは味を感じません
* イエネコは甘味がわかりません。受容体はあるけど機能していません
* ニワトリも甘味がわかりません。多くの鳥は味覚に乏しいのですが、花蜜や果物を餌にしているものの一部は甘味への感受性を取り戻しています
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味覚は、口にしたものが栄養になるか、毒ではないかを確かめるために、水溶性の化合物をかぎ分ける機能です。なので、獲物を丸呑みにする動物は味覚全般が乏しく、草食性の低いものの一部は甘味への感性を欠いてしまうものも現れているのだ、というのが回答になります。
甘味と旨味は、3種類のセンサーの中から2つが一体化した複合センサーで感じ取っています。イエネコやニワトリの場合はその3種類のうちの一つが機能しなくなってしまっているので、甘味のセンサーが働かないのです。鳥類はたいてい餌を丸呑みにするので味覚センサーが機能しなくても問題はないのですが(※カプサイシンの刺激すら感じないので、辛い木の実でも平気で食べてしまう)、ハチドリの仲間やスズメの仲間は旨味センサーのほうで甘味の感じを補えるよう変化をしました。
* https://www1.gifu-u.ac.jp/~zoology/contents/lab/img/2013mikaku.pdf
* https://www.jstage.jst.go.jp/article/jpan/17/2/17_96/_pdf
* http://honkawa2.sakura.ne.jp/4175.html ナマズの味蕾の数がとんでもないことになってるのは、皮膚全体に味蕾があるから
* https://katosei.jsbba.or.jp/view_html.php?aid=1592