風倉先生こんにちは。
2年ほど前から「趣味を貫きながらどこまでウケるか」を目標に細々と小説を書き始めた者です。5-8万字程度の中編を数本書いた後、13万字の長編1本で賞二次審査落ち程度の駆け出しの身です。
先生の投稿は無料で得るには贅沢すぎる知見ばかりで、いつも楽しく拝見しております。
学ばせて頂いたことの一つを自分なりに言語化すると、「現状、小説は安めの単価が決まっているため、儲けるには数を売るしかない。そのためには人口のボリューム層にウケることが重要。必然ボリューム層とは、収入階級的にも中流以下となる。またフィクション、読書を嗜好する時点でターゲット層はオタク・陰キャの類である。故に”弱者の妄想”に寄り添うことが創作の基本となる」となるかと思っております。
最近機会に恵まれ、自身の創作動機や自作のテーマを言語化してみたところ、「いかに既得権益を保ち、それを高潔な精神をもって市井に還元するか」や「既に悩み終えて自己を確立した者同士が、相容れぬ主義に手を取り合えぬのを残念に思いながら派手に殺し合う」や「自身の不遇を嘆いている人物が苦難を経て自身が元々恵まれていたことに気づく」といったものであることがわかりました。
つまり、大きな何かを既に手に入れた後の人々の物語を描きたいのです。
これは”強者の妄想”の類になってしまうのでは?
すなわちエンタメとしては顧客母数の少ない勝率の低い入口なのでは?
解決策として、「”強者になった妄想”として楽しめるように主人公は弱者からスタートする」や「俺TUEEEEE系作風を意識する」などが思い浮かんではいるのですが、嗜好の違いで上手く書ける気がしません。
ならば逆に、自作を嗜好しそうな客層に届けるとするならどうか。投稿サイトのタグを工夫する? やはり方向性の合ってそうな賞への投稿を続ける? 自サイトやpixivで挿絵付きweb小説として展開してみる? そもそも戦場を見直して、エンタメ(大衆娯楽)としての小説ではなく、芸術(一部のコアのファン獲得)としてノベルゲームで発表する? など、脳内で迷走しております。
収益は目的ではなく、しかし、できるだけ多くの人の目に触れさせたい。
長々と書きお時間をおとりしましたが要約すると以下です。
”強者の妄想”を”売る”にはどうすべきか。
内容や発表媒体について先生のご意見を賜れれば幸いです。
よろしくお願いいたします。