白石直人:遅咲きの数学者ですぐに思い浮かぶのはロジェ・アペリーでしょうか。彼は長らく無名でしたが、61歳のときに重要な未解決問題(ζ(3)の無理数性証明)を驚くべき方法で解きました。 ただ、特に現代においては、「最重要の業績が晩年」という数学者ならそれなりにいるでしょうが、若いときにあまりに実績がないとそもそも数学者として生き残る(大学などに職を得る)ことが出来ないので、若い時にもそれなりの成果は出している数学者がほとんどではないかと思います。(Read more)