牧野圭祐|脚本家・作家・ゲームシナリオ:「ライトノベル以外の小説」ではなく「WEB小説以外」の間違いではないでしょうか。ライトノベルでも大衆文学でも純文学でも、書き方は同じ縦書きです。
プロットの執筆はGoogleドキュメントを使っているので横書きですが、本編の執筆は縦書きです。
執筆用ソフトウェアはジャストシステムの「一太郎」を使っています。
(※なお小説は一太郎ですが、脚本はWord、ゲームシナリオはテキストエディタやGoogleドキュメントなど使用しているものがバラバラです。今回は小説の質問なので一太郎の話をします)
優れている点は、日本語の文章作成に特化したソフトなので、内蔵されている校正や辞書ツールが使いやすく、ルビや――、……などの記号も打ちやすいことなどです。とくに校正機能はすごく役に立ちます。
その他にも使い切れないほど機能が豊富で、ただ文字を打つだけのWORDと違い、使用者が自分自身で使いやすいように扱えます。デメリットは値段が高いことと、一太郎ファイルにWORDとの互換性がなく、相手方が一太郎を持っていない場合、わざわざdocに変換しないといけないことです。
作家さんにはテキストエディタで書いている方も多いようですが、ルビの指定などはどうやっているのだろうと思います。自分は執筆時に色分けするのでテキストエディタでは書けませんが。
日本語変換は一太郎に付属していたATOKを使っています。変換に特徴があって、話し言葉や音節での変換を指定できます。ただ、Google日本語入力でも別に問題ないかな、という感触ではあります。MS-IMEは長らく使っていません。