まず前提として、現状の(少なくとも大多数の国の)法令の内容は自然言語で書かれており、それを司法や行政に携わる人間がそれぞれのケースに照らし合わせて法に沿っているかどうか判断する、という形で運用されていると理解しています。
一方で、自然言語である以上、解釈に幅が生まれやすいことが事故(または恣意的な運用)につながると考え、ヒューマンエラーのリスク低下の目的で形式言語で法令の文章を記述すべきでは?と考えたことがあります。
法令工学というジャンルが比較的この考え方との関連はありそうなのですが、これについて以下の点を伺いたく思います。
そもそも法令工学は分野として確立されているのか(= 一定数研究者がいるのか)
形式言語で法令の(または政府や裁判所等の公的な)文書を記述するという試みを実際の運用に落とし込む動きは世界のどこかでありそうか
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