田口善弘@中央大学:音は、というか、空間をなにかの影響が伝わって行くときには波として伝わる以外には無いのだと思います。光も電磁波という波で伝わりますし、重力でさえ重力波という波で伝わるのではと思われています。 なぜかというと空間を何が伝わる時には、ある所で何が起きたら、その影響はその周囲にしか伝わらず、空間を飛び越して遠くにいきなり伝わることは普通はないからです。その伝言ゲームのように空間を影響が順繰りに伝わって行く様子を僕らが波と呼んでいるだけです。 光はとても速度が速いので一瞬で遠くまで伝わっているように見えますが、実際には空間を波として粛々と伝わっているだけです。 長い棒で遠くのものをつつく時でさえ、微視的に見れば、棒を構成する原子間の相互作用が、波として伝わっているのですが速すぎて見えないだけです。 例えば、ドミノ倒しを考えたとしても、これはドミノ倒しという波がドミノの列を伝わって行くという有り様で考えることが出来るでしょう。 量子力学だけは局所性を破っていて、影響が空間を飛び越して一瞬で伝わるのではとも思われていますが、これはエネルギーや情報を伝えるのには使えないと思われているのて光速より速く動くものはないという原理とは矛盾しないと信じられでいます。(Read more)