〆鳥メト:色々な解決方法がありますが、基本的に主人公の正体が分からない状態が続くと感情移入しづらくなるので、早いタイミングで情報を提示する必要があると思います。 ①単純にモノローグで自己紹介させる。 私は〇〇、〇〇歳で〇〇をやっている。という文章で始まっても良いと思います。 ②他人に呼ばせる 主人公をあだ名とか通称のみで呼ぶタイプの場合は他の登場人物に呼んでもらうのが自然です。 ③記名するシーン、記名された物品の登場 免許証には〇〇という自分の名前が書かれている。黒板に先生が名前を書いて自己紹介をしなさいと言う、などの、本人であっても自分の名前を意識する場面を作る。 ④命名しない 主人公が一人称のみでモノローグを展開し、誰からも名前を呼ばれない。先生とか探偵さんとか肩書きだけで呼ばれる。 ……等々です。 一人称小説の場合は名前に限らず主人公の見た目や性別などの情報をあえて描写しないこともあったりします。でも大抵の場合は変にこだわらず、適切なタイミングで自己紹介させた方がいいです。 作風にもよるかもしれませんが、まずは冒頭に何かしら作品のツカミや導入となる出来事があり、主人公の正体に読者の興味が向いたところで自然に名前を出すというのが良くできた小説の流れだと思います。(Read more)