k42:結論から言うと、現在のスタグフレーションが解消され、健全な経済状態を取り戻すものと考えられます。日銀が長期金利の利上げを発表し、経済の見通しが明るいものとなりました。もちろん、金融引き締め政策であることには変わりないですが、長く続く金融緩和の影響で、資金はダブつき、経済政策そのものの有効性が疑問視されていました。その状態が解消されるので、物価が上がる→賃金が上がる→物価が上がる、という正のサイクルが形成されるものと思われます。一つ懸念点を挙げるとすれば、不動産市場です。現在、東京23区内の住宅価格は高騰を続けています。その背景には中国資本の投入も関与していますが、その中国経済自体が現在危機に瀕しています。大手デベロッパーのデフォルトを皮切りに、不動産市場全体に暗雲が立ち込めているのです。その影響はもちろん日本にも及びます。場合によっては、リーマン危機以来のショックも考えられます。その事態だけは避けたいですね。