爆笑問題の太田光さんが以前ラジオで、「『それ、なんの得があるの?』みたいなツッコミが嫌いだ。なんでも役に立たなきゃいけないのか?」という問いを投げかけていました。「生きる事を求める体と、無駄だと考える頭のギャップをどう埋めていくかが、人類の歴史だよ」と彼は言い放ち、私は衝撃と共に、以前読んだ唐木順三さんの『現代史への試み』を思い出しました。彼はライプニッツの考えを取り込み、存在を包括する絶対的「無」を、創造的で、有の根源と述べていました。太田さんも唐木さんも、「無」の中に希望や意味を見出している、という類似があるように考えられました。このように、「無」の有意味性について触れている哲学者等をご存じでしょうか?また、私が感じたこの類似はおおむね相応しいものなのでしょうか。
Send anonymous messages to 小川仁志
0 / 20000
Loading...