菊澤研宗:ご質問ありがとうございます。慶應義塾大学関係者として、ご指摘通りだと思います。事実、慶應義塾大学内の公文書では「慶応」と書くと、「慶應」に修正されます。したがって、学内の公文書では旧字体を使用しているのではないかと思います。
また、私自身も、「菊沢」ではなく、「菊澤」としています。ところが、私がこれまで経験したことなのですが、メディア関係とくに新聞社の場合、ルールがあるようです。つまり、旧漢字は使用しないというルールです。ですから、私が「菊澤」と書いても「菊沢」に修正されてきます。そういったルールなのだといわれました。もちろん、それでも私はできるだけ抵抗して「菊澤」で書くようにしていますが・・・また、大学の入試問題の作成に関しても、旧漢字は使用しないようにといった要請があるようです。
このようなルールや要請が存在しているということを、ご理解いただければ、と思います。しかし、その本当の理由はよくわかりません。