yosuke_furukawa:機械学習系の研究者ではないのですが、リポジトリに上がったものを動かす時に少しだけバージョンが合わなくてうまくいかないでイライラしてしまうという事は OSS
あるあるなので、回答します。
まず、バージョンが合わないでうまく行かなかったり、環境が少しだけ違うことで動作がいびつになってしまい、それをなんとかしようと調べたり色々やりますよね?
その事自体を指して yak shaving と呼んだりします。ヤクの毛を刈るのにすごく時間がかかり不毛な作業であることを指してそう呼んでいるのですが、 私は
yak shaving
は無駄な時間ではないと思っています。もちろん、本来やりたいのは論文のコードの検証です。ただもう少し踏み込むとコードを上手く動かすには言語だけではなく周辺環境の理解も必要です。こういった環境の構築や本筋とは一見違うように見えることも後から振り返るとすごく重要なことだったりします。
環境構築にそこまで時間が掛けられないとしても、回り道をすることで次の研究の環境構築はもう少しうまく行ったりします。また新しい環境で動かないか試して動いたらそのリポジトリに提案するのも良いでしょう。
なので、環境構築でうまくいかないとしても、それは「自分が機械学習の環境構築にまだ慣れておらず、今はその能力を開発している途上なのだ」というふうにマインドを切り替えてみるのはいかがでしょう。
少なくともイライラを多少抑える事はできるのではないでしょうか。