ドリチン:いわゆる「多様性」の隆盛が一つの理由であると思います。フェミニストは従来の亭主関白や、男性優位型の社会に対する疑念から生まれ、男女同権を掲げた人たちであると自分は解釈しております。フェミニスト以外にも、LGBTQや障がい者などかつての社会では声を上げにくかった方達がSNSという一つの媒体を通して意見を発しやすい状況が生まれたことがこの「多様性」の隆盛の発端であると考えております。「多様性」の隆盛という観点ではフェミニスト以外のマイノリティも急増してもよさそうですが、そもそもの人数に関してフェミニストが圧倒的に多いためフェミニストが多いと感じているのだと思います。
ただ、一つ「フェミニスト」と言っても男女同権や男女平等を主張している元々の語義に則ったフェミニストもいれば、ネットスラングで「ツイフェミ」と言われるような男女同権ではなく女性優位な社会を目指す過激なフェミニストも世にはいます。そのためフェミニストと名乗る人は増えていると質問者同様に感じていますが、その思想の内容はしっかり吟味していかないと思います。