弱い相互作用が左巻きのフェルミオンに対してしか作用しない現象(つまりパリティの破れ)をワインバーグ・サラムモデルでは左巻きのフェルミオンしか弱いアイソスピンを持たないことにより説明していますが、しかしこのパリティの破れは弱い相互作用を媒介するWボソンが左巻きのフェルミオンに対してしか作用しないと考えても説明出来るように私には思われます。

この私流の考え方が成立するならフェルミオンが左巻き型と右巻き型で同じ弱いアイソスピンを持つことになり、弱い相互作用モデルの形式はワインバーグ・サラムモデルよりもはるかに単純でスッキリしたものになります。

ワインバーグやサラムがこの単純な考え方を採用しなかったのは、そこに何か重大な問題があるからなのでしょうか?

あるとするなら、それはどのような問題なのでしょうか?

Send anonymous messages to 橋本 省二
0 / 20000
Loading...