田口善弘@中央大学:どんなことにもプラスの面とマイナスの面があります。
気管支炎という病気を知っていますか?よく名前を聞くことはあると思うのですが病名の意味を真剣に考えたことがある人は少ないと思います。気管支、というのは気管が枝分かれして2つの肺に分岐するところです。そこは分岐なので「ゴミ」が溜まりやすく、その結果、細菌なども滞留しやすいので感染時に炎症が起きやすいのです。もし、人間が肺を一個しかもっていないまま進化したら「気管支炎」という病気はなかったわけです。つまり、効率を重視して肺を2個にした結果、人間は余計な病気の可能性を抱え込んだわけです。
肺が4つにならなかった理由はわかりませんが、肺が4つになったら気管支の数も増えますよね。多分、肺を4つにしたら何か不都合があるんでしょうけど、その理由は今は僕にはわかりません。