橋本 省二:あたたかいメッセージをありがとうございます。
こういうのに疎い私がツイッターというものを知ったのは、東日本大震災のときでした。給水所の情報を探していたときに見つけて、ありがたい情報源だったのを覚えています。そのときからもうこれはライフラインの一部だったんですね。一方、真偽不明の原発情報を追いかける気にはなりませんでした。いま思えば政府の公式発表もウソがいっぱい入っていたわけですけど。
その後ずっと関心を持てなかったのですが、コロナ禍でお昼を一人で食べるようになって、暇つぶしに海外の科学メディアの記事を読むようになりました。無料の記事なのにおもしろいのがいっぱいあるんです。これはぜひ日本の若者にもおすすめしたいと思って、恐る恐る始めたのがきっかけでした。誰かにおすすめしようと思うと記事を読むのも楽しくなりますしね。
ツイッター社が従業員を大量にクビにするという話を聞いて悲しくなりました。一緒に働く社員はみんな家族みたいなもんだ。寅さんに出てくるタコ社長をご存知ですか?
いつも経営が厳しくて金策に走り回り、ため息をついている。きっとあれはダメな経営者なんでしょうね。でも私には彼こそが理想の経営者なんです。
何が言いたいのか自分でもわからなくなりました。とにかくなんか居心地が悪い。そういう気分なんですよね。昭和のおじさんが世の中についていくのはなかなか大変なんです。