はじめまして。いつも楽しく小説を読ませてもらっています。僕は最近カウンセリングを受けているのですが、話せば話すほどよくわからなくなります。小学校の頃、よく同級生に殴られていたことがあって、でもその時の気持ちを話すと、「悔しくてたまらなかった」と言うとなんとなく嘘くさいです。かといって「殴られるのはとても気持ちよかった」というのも違う気がします。話せば話すほどわからなくなっていって、何も話せなくなります。どうやったら「それそれ!」という表現に辿り着くのでしょうか? 山下さんの表現はすごくリアリティがあるので聞きたくなりました。特に『コルバトントリ』で目の前で少年が電車に轢かれて、若い外人の女の人に目を塞がれて「とてもよいにおいがした」と思うところはうわっと思うほど大好きです。宜しくお願いします。
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