こころのお医者さん®︎:ご質問ありがとうございます。お辛い思いをされたんですね。
以前あった嫌なことを思い出すフラッシュバックは本当に苦しく、対処が難しいことだと思います。
ここでは言われた内容によって対処法を考えていきたいと思います。
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①自分ではそうは思わないことを言われたとき(=心外だったとき)
たとえば、「本当は違うのに勘違いされた」などの場合です。
世の中には深く考えずに発言する人が一定数います。あなたが申開きできない相手、あなたの言い分を聞いてくれない相手ということは、関係性も浅いのではないでしょうか。
世の中にはどうしても分かり合えない相手がいます。
今後関わらなくていいことに感謝しながら、そんな人もいたなと、ご自身の好きなことをして過ごしてください。
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②心当たりがあることを言われたとき
より辛いのはこちらの方かもしれません。容姿についてなど、自分でも気にしていることを指摘されたときはいつまでも思い出して苦しくなってしまうこともあるでしょう。
おすすめの方法は「変わること」です。過去の自分はそうだったかもしれないけど、今の自分は変わった。今の自分には当てはまらないから、気にしなくていい。無理をしたり、別人になる必要はありません、「言われた当時の自分とは違う」と自分で思えることが大事なのです。
ただし、容姿など、どうしても変えられない部分もあるでしょう。そこで思い出してほしいのが、ブサイクだとかブスなどの抽象的な言葉はあくまで主観によるものだということです。同じ容姿でも人や文化が変われば美人とされることは大いにあります。あなたにひどい言葉をかけるような、どうでもいい相手の主観を大切にする必要はないと私は思います。
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いずれにしても、ぜひお願いしたいのは、あなたの思う「なりたい自分」になってください、ということです。そうすれば、周りに何を言われようと気にせずに生きていけるはずです。
こんなことを言うと、疑問を抱かれるかもしれません。ひどいことを言う相手が100%悪いのに、どうして悪くない私が変わらなきゃいけないの?と。
そうです、相手が悪いです。あなたは一つも悪くありません。だけど、あなたが変わるしかありません。
その理由は、「あなたが変えられる人は世界中であなただけだから」です。
世の中にはいろいろな人がいます。いい人もいれば、とんでもない人もいます。そして、あなたを除いては誰もかもがあなたの思い通りにはなりません。
そして、あなたにコントロールできない有象無象の中で傷つかずに生きていくには、強くなるしかないと私は思っています。
「強くなる」のベクトルはあなたの好みのもので構いません。例えば、筋トレでムキムキになって物理的に強くなるのも最高ですし、メンタルを鍛えるのもいいですし、美容にこだわってもいいでしょう(ただし、過度にこわだりすぎないように)。勉強を頑張ってもいいですね。
周りに何を言われようと、自分のことを好きだと思えたなら、何を言われようと気にせずに生きていけるはずです。それが生きていく上で必要な強さだと私は思っています。
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あなたの幸せを心から祈ってます。頑張って生きていきましょうね。