chita:* 食事により胃の内部はpHが上昇するため、乳酸菌は酸に耐えて腸に到達できる。
* 極端な耐酸性を持つ菌も存在する。
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乳酸菌と呼ばれている多くの細菌は、ある程度の耐酸性を持っています。作り出した乳酸で環境を酸性にしておけば、酸に弱い他の細菌に生存を脅かされる危険性は減るわけですから、うまくできているものです。もちろん、乳酸菌といえども胃酸によるpH2未満の環境に耐えられるものはほとんどいないんですけど、胃の内部がそこまで厳しい状況になってるのは空腹時の話なんです。食後しばらくの間はpH4~pH5程度まで中性に近づくので、耐えて腸まで届く乳酸菌の種類もふえるのです。
そりゃそうよね、おなかにはいる食べ物が全部めちゃめちゃにすっぱいものばかりとは限らないもの。
* https://www.jstage.jst.go.jp/article/jhej/58/6/58_6_337/_pdf