田口善弘@中央大学:弊学の宣伝になってしまうのでちょっと気が引けるのですが、
【3/3-4 超異分野学会東京大会2023】リバネス研究アワード2023 & 基調講演決定!社会実装部門は中央大学/株式会社ソラリス
中村太郎氏「“柔らかい”生物型ロボットの研究開発と事業化への挑戦」 | リバネス (lne.st)
などは典型的な例だと思います。この賞は単に学術的に成功したのではなく社会実装に成功した、アカデミアの試みを表彰する賞です。中村先生も受賞講演で強調しておられたのですが、「現場に行って実装をすることで次のニーズと応用が生まれよい回転になっている」と言われていました。なので、産官学連携の成功には
1 他にはないコア技術(中村先生の場合には圧縮空気を使った人工筋肉)
2 それが生かせる現場(例えば、腸の蠕動運動をモデル化した装置で柔らかくて運びにくいものを輸送する、などをされていました)
3 社会実装から学び、それを学問的、かつ、実用的に生かしていく知恵と勇気
の3つが必要だと思います。1や3はともかく、2は時代の要請にあっていないといけないので、1が2を満たすようなものであるかが大事だと思います。こればっかりは運もあるのでどうしようもないですね。