佐藤愛:確かに…言われてみるまで気づきませんでした。鋭いです。考えてみたのですが、同じ脚本家の『コードギアス 叛逆のルルーシュ』のルルーシュとスザクの二人を女性にした、みたいなことなのではないでしょうか。
確かに女性主人公というだけで新しさや話題性はありますよね。なぜスレッタだけでなくミオリネも必要なのか?についてはいろいろな考えがあると思うのですが、ルルーシュとスザクのことを思い出せばわかりやすいように思いました。恋愛っぽい関係(少なくとも『水星〜』にはありそう)のなかでの仲がいい悪いだけではなく、友情的な関係での仲がいい悪いとか、何らかの共通の社会的目的(会社とか政治とか)の上での接近と離反、いろいろ混ざるから面白いのだと思うのですよね。そしてなぜそんなに混ざるかというとお互いが鏡のようになるからだと思います。
そういう鏡の関係が同性の方が描きやすいのかなと思いました。つまり恋愛が描きたいのではなく、恋愛(も暗に含みながら)以外の関係が描きたいのかな、と。もちろん異性同士でもそういう関係って描けるはずなのですが、どうしても現状では恋愛に引っ張られるところがありますよね…
何はともあれ続きが気になりますね!